高等専修学校は、専門技能を学ぶことが出来るのが特色です。各学校により学習内容が違います。大別すると文部科学省では８つの分野に分類されます。①工業関係 ②農業関係 ③医療関係 ④衛生関係 ⑤教育・社会福祉関係 ⑥商業実務関係 ⑦服飾・家政関係 ⑧文化・教養関係 の８つの分類に基づいて設置されます。「工業専門課程電気工学科」のように、分野と課程が簡単に判別できる名称になっています。しかし、複数の分野にまたがる学習内容の学科があり、名称から分野を判断するのが難しくなっています。また、アニメーションや俳優、タレントなど新しい分野の学校も多く設置され始めています。専門学校と併設されている学校もあり、卒業後にさらに高度な学習ができる学校もあります。自分の生活スタイルに合わせてスクール・ライフを楽しめます。
専門学校と高校の学習を同時進めることができます。通信制や単位制の高等学校のシステムを取り入れている学校や文部科学省の指定を受けている学校が主流です。高校の学習は通信制高校と同様のカリキュラムで学べます。毎日通学して、1日３時限～5時限の専門的な授業が受けられます。中学校を卒業している方なら誰でも入学でき、高校を卒業する必要はありません。ですから3年間も早く専門的な勉強を始められます。各学校によって授業のカリキュラムに特色があり、1年時から始め徐々に学習の内容が専門的なものに移行していきます。また、夜間部を設定している学校もあり、仕事などと両立できる学校もあります。
修業年限が1年～となっており学校のカリキュラムや自分希望に合わせてコースを選べます。ほとんどの場合、1年から3年間の通学をする生徒が多いので、3年間以内で卒業する生徒が多くいます。卒業後の進路や就職を決めるにも時間的なゆとりがあります。また、卒業後に大学などに進学する場合、高等学校の科目に読み替えられて認定される場合が多いようです。専門学校に進学する場合は問題無く進学できます。
