通通信制高校を卒業するには、レポート（課題の添削）、スクーリング（面接指導）、テスト（試験）を通じて単位を取得する必要があります。自分だけで学んで いくのが不安な場合、他のスタッフと相談しながら学んでいけるさまざまなサポートを活用できるところもあります。また自分の時間を有意義に使うために、通 信制高校のカリキュラムを効率的にこなしたいと考える場合もそのようなサポートは役立ちます。
不登校などの経験を持ち、集団生活に抵抗のある場合、十分な カウンセリングのサポート環境が完備しているところもあります。
通信制高校は、今までは、経済的な理由等で全日制・定時制の高校に通学することができない青少年に対して、通信の方法によって高校教育を受けるチャンスを設けてきました。しかし、近年では、学びの方法も大学入試の種類もスクール・ライフも多様化し、全日制の高校では対応できなくなったので、積極的に通信制高校の場を活用しようという流れが生まれてきています。
ライフスタイルに合わせた通学時間、受験科目以外の音楽や美術、芸能、スポーツなどのコースの設定のように通信制高校は君たち１人ひとりのニーズに応じる環境を整えてきたのです。今では通信制高校で、全日制と同等の生活を送りたいという望みにも対応しようという動きもでてきています。
通信制高校は、かつてのように就職のための学びか大学進学のための学びかという少ない選択肢しかなかった時代には全日制や定時制の補完的な役割を果たして きましたが、多様な選択肢がどんどん増えている今日、全日制では対応しきれないスクール・ライフを送る場として積極的に活用されるようになってきていま す。
音楽コース、美術コース、情報コース、普通コースなど学校によって、多様で独自のコースを設置していますから、君たち自身のスクール・ライフを支援し てくれる環境を探しましょう。
