いじめの温床となる掲示板「学校裏サイト」の書き込みを苦にしたかのような自殺事件や、「出会い系サイト」を通じて生徒が事件に巻き込まれるケースなどが後を絶たず、携帯電話の普及につれ犯罪被害も増加し、この状況を放置できなくなっています。
このようなことへの対策として政府の教育再生懇談会が、小中学生に携帯電話を持たせないよう保護者に求める提言をまとめようとしています。
提言の主旨は、強制的な法規制などに頼るのではなく、保護者と地域の協力により子どもたちの犯罪被害を防ぐことを目的としています。
また、日本PTA全国協議会が実施した調査によれば、携帯電話を持つ中学2年生の10人中1人は、「顔を知らないメール友だちが5人以上いる」、3人に1人は「親の知らないメール友だちがたくさんいる」と答え、保護者が知らないところで深刻な状況が生まれているようです。
しかし、携帯電話を持たせないことは容易ではなく、周りが持っている状況で1人だけ持っていないと、それがまたいじめにつながる場合もあり、逆に子どもの安否確認のために携帯電話を持たせたいと考える保護者も少なくはありません。
賛否両論がある中で、「学校裏サイト」は日々書き込みが増えていて、対策は急がれるばかりです。
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