ryukyushimpo.jp(6月21日付)は、沖縄県の単位制通信制高校・星槎(せいさ)国際高校沖縄学習センターが広島など全国3県4学習センターと合同で、テレビ会議による特別授業を行ったことを報じた。6月23日の「慰霊の日」を前に行われたもので、沖縄の生徒らは「先代への感謝を忘れずに、家族とあいさつを交わす」と平和宣言を発信した。
県内から34人、広島、福岡両県から57人が参加。沖縄と広島の両地域学習センターで講師を招いて戦争について報告し合った。
県内からは沖縄市の市史編集担当で、戦争体験者の聞き取りなどを行っている伊敷勝美さんが講話した。「米軍は当時の人口1人当たり4.7発も銃弾を撃った」「生き残ったことを恥ずかしく思う人もいた」と語り、沖縄戦の過酷さや体験者の心に残した傷の深さを説明。「皆さんがいるのは(当時の人が)沖縄戦を生き抜いた証し。23日は追悼に加えてありがとうと言いませんか」と呼び掛けた。
広島からは原子爆弾が投下された1945年8月当時26歳だった宇根利枝さんが登壇。衣食住が失われた苦しさを語った上で「許せないのは動物や植物の命を奪う放射能。私が死ぬまでに核廃絶してほしい」と訴えた。
生徒の一人、比嘉春萌(いぶき)さん(15)は「他校との交流はいい経験になった。戦争の話を聞き、生きる厳しさを感じた。平和宣言を心掛けてやっていきたい」と話していた。
引用元:ryukyushimpo.jp「TV会議、高校生が平和宣言 沖縄―広島―福岡」(6月21日付)
戦争の話も、現在は実際に経験したお年寄りの話を聞く機会は現象傾向だ。遠隔授業を使えば、体験談や経験者の話を全国どこでも聞くことができる。こうしたものを活用して、平和への祈りを絶やさないでいて欲しい。
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