東京新聞 Web版(2月5日付)が、KTC中央高等学院千葉キャンパス(千葉県千葉市)でファッション誌「EDGE STYLE」のモデルらが性教育の授業を行ったことを報じた。授業を行ったのは、板橋瑠美さん(23)ら10代から20代のモデル5人とエイズ予防の啓発活動を行うNPO法人「ぷれいす東京」の池上千寿子代表(64)。30人の生徒らは真剣な表情で聞き入っていたという。
授業では、板橋さんが司会進行。生徒から事前に回収した「友だち同士で性の話をしたことがあるか」などのアンケートを基に、池上さんらが性感染症(STD)やエイズウイルス(HIV)検査、コンドームの必要性などについて話した。
板橋さんは「コンドームを使わないのが愛と思っちゃダメ。自分の体を大切に思ってくれるのなら、ちゃんと彼氏は使ってくれるはず」と強い口調で訴えていた。
同学院は通信制高校と連携し、生徒が高卒の資格を取得するための支援を行っている。不登校やひきこもりを経験した生徒が多く、千葉キャンパスには約三百人が在籍。今回の授業は、千葉キャンパスが「年が近いモデルさんの話だと生徒も耳を傾ける」とぷれいす東京に持ちかけ、県内で初めて実現したという。
日本性教育協会などによると、高校生の性交経験者は二〇〇五年調査で男子が26.6%、女子が30%。一九七四年調査では男子が10.2%、女子が5.5%だった。エイズの新規患者数も国内では増加傾向にある。
引用元:東京新聞 Web版「正しい性知識 身に付けて 先生はファッション雑誌の人気モデルら」(2月5日付)
年齢の近い人気モデルの話とあって、生徒も性について真剣に考える良い機会となったようだ。閉ざされがちで、漫画やドラマでしか情報が得られない・学べないといった状況にならないよう、若者に対して大人たちがこういった機会をつくらねばならないように思う。
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.tsuushinsei-search.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/85