asahi.com(12月8日付)は、単位制通信制の開志学園高(新潟県新潟市)がレースドライバーを養成するための「モータースポーツコース」を創設したことを報じた。全国初となるこの試みは「F1に参戦するトップメーカーと契約できるようなドライバーを生み出す」という目標のもと始動した。
練習拠点は、アルビRTと同じく胎内市のカートサーキット「スピードパーク新潟」だ。サーキット近くで寮生活を送りながら、競技の基本となる「レーシングカート」を扱う基本技術、整備を学び、1年時の11月ごろからはサーキットでの模擬競技を始める。優秀な生徒はカートレースの上のカテゴリーである「スーパーFJ」などに参戦させる予定だ。
週2回、新潟市内の同校に出向いて高校卒業に必要な単位取得のための授業を受けるが、パソコン実習や英会話の授業もある。指導にあたる元ドライバーでスピードパーク新潟の中村寿和社長によると「英会話は海外参戦で大事。自分のレース内容を解析するパソコンソフトを取り扱うために、基本操作はできなければならない」という。
またアルビRTの整備担当「メカニック」として国内レースに帯同予定だ。「自動車レースはチームスポーツであることを理解させる。早くから大人と接し、物おじせず話せるようにしたい。スポンサーを獲得するにはコミュニケーション能力も必要」と中村社長。
雪国で「レース不毛の地」とみられがちな新潟だが、寒冷地の冬場はタイヤも路面もかたくなってブレーキやアクセルの利きが弱くなり、高い走行技術が求められることから、鍛錬の場としてふさわしいという。中村社長は「そこで、若いうちから鍛えることに意味がある。10代半ばでのレース参戦は海外では当たり前」と話す。
引用元:asahi.com「新潟の開志学園、モータースポーツコースを創設」(12月8日付)
募集は1学年10人程度で経験は不問。同校と提携する「アルビレックスレーシングチーム(RT)」の指導を受けながら在学中のレース参戦を目指す。優秀な生徒は経費負担が軽減されることもあり、本気で誰よりもはやく夢に向かって邁進したい生徒には朗報だ。
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