中日新聞(11月1日付)によると、静岡県・浜松キャンパスのクラーク高生が文化祭で「フェアトレードショップ」を開いた。
発展途上国で作られた製品に対し公正な対価を支払い、生活や労働環境を向上させる「フェアトレード(公正取引)」の啓蒙を目的としたもので、生徒11人がショップの運営に参加した。
11人はフェアトレードなどについて学ぶ校内の「ピースオブワールドゼミ」に所属。販売体験を通して、これまでの授業での学びを確認しつつ、生徒や来校者に啓発するのが狙いだ。
地域のフェアトレードショップに協力してもらい、チョコレートやクッキー、コーヒー、ブックカバーやポーチなどを取りそろえた。本年度の新たな取り組みとしては、ネパールのケナフの木を原料にしたパルプを仕入れて、生徒らで手づくりしたA5判のカレンダーを1部500円で販売した。
カレンダー販売の収益の大部分は現地の小学校や工場に還元されるという。3年生で準備を進めてきた浜松市西区の清水瑠璃香さんと豊橋市の河合夏咲(なつき)さんの2人は「(活動は)小さいけれど、楽しく販売して、発展途上国の助けとなればうれしい」「フェアトレードをもっと広めていければ」と満足そうに笑顔で意気込んだ。
引用元:中日新聞 Web版「フェアトレードに理解を 浜松・クラーク高生が文化祭でショップ」(11月1日付)
この活動の素晴らしさは、地域との交流をもつと同時に、世界への繋がりを意識しているところだ。私たちの手元にある「モノ」がどのように世界と繋がっているか、どの国で作られたものかを知るいい機会にもなる。
未来の担い手によるこうした活動は今後も発展し続けて欲しい。
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