高校中退問題

つくば開成高等学校
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高校中退問題

2009年9月 7日

◇本日(2009年9月7日)、日テレの「NEWSリアルタイム」で、「高校中退問題」が特集されていた。


◇7万人を超える高校中退生徒。ある県立高校の青砥先生が、その理由を追跡している様子がドキュメンタリータッチで報道されていた。


◇結論は、「経済的な問題を抱えた生徒は成績も低く、高校中退率も高いという結果になった」ということらしい。


◇大阪府の橋下知事と高校生の押し問答映像も挿入されていた。知事は「今は自己責任の時代だ」と答弁。助成金を増やすような国に変えれば別だということか。


◇青砥先生は、「学校歴や貧困も親から引き継いでいる。貧困の世代間連鎖ができあがっている」と。つまり、格差の固定だ。「一定の学歴や学習体験がないと仕事がない社会が今の日本。困難な状態にある人をケアしない社会はなんとかしなくてはならないのではないか。」自己責任など言ってられないということだろう。


◇子育て支援を重視する民主党を一定の評価をしつつも、青砥先生は、経済状況に関係なく教育を受けられる環境を民主党は構築してほしいと念押し。


◇格差とは勝ち組・負け組というグル―ピングを作ってしまう。そして勝ち組の負け組への抑圧がゆがみを生みだす。高校中退や不登校の問題は、この抑圧の現象である。抑圧の要因は、経済的な要因と心理的な要因の両方があるだろう。


◇社会と心のケア。これから作るのもよいが、今ある制度を有効活用していくことも考えたい。定時制高校、通信制高校の制度は、その1つとなろう。

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