西日本新聞(10月5日付)は、通信制高校のサポート校・KTC中央高等学院小倉キャンパスの学生が使用済み切符約10万枚を利用して小倉城を描いたモザイク画を作製し、キャンパスをJR小倉駅に飾ったと伝えた。詳細は下記の通り。
モザイク画は縦117センチ、横184センチ、厚さ約10センチ。JR九州の協力を得て使用済み切符を集め、4月末から約半年かけて製作した。切符の表の肌色と、裏面の黒色を使って、小倉城の輪郭を描き出した力作で、改札内の通路に飾られた。
同校は、不登校などの悩みを抱え高校を中退した人を対象に、通信制の屋久島あおぞら高(鹿児島県屋久島町)と連携して高校卒業資格得を支援。15歳-30代の200人以上の生徒たちに、達成感や団結する素晴らしさを体験してもらおうと、同校が全学年の共同制作として企画した。
2年次の曽田久美子さん(17)は「地道な作業が続いてきつかったけど、無事完成してとてもうれしい。通勤中の多くの人に見てほしい」と話している。
引用元:西日本新聞「切符10万枚で小倉城 半年かけてモザイク画 JR小倉駅」(10月5日付)
約10万枚もの切符を使って、画のひとつひとつを埋めていくことを考えるととても気の遠くなる作業だ。これをつくる間に仲間同士でなされた会話や、学生たちが感じた団結の心や感動を思うと、この小倉城のモザイク画を単純に作品として楽しむだけでなく、また別の発見があるのではないだろうか。
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