msn 産経ニュース(3月16日付)は、文部科学省の学校基本調査によると平成23年3月卒の大卒の就職率が61.6%、専門学校卒の就職率が75.4%であることを報じた。
高校生の進学や就職をサポートしているNPO法人高校ネットワーク(東京都新宿区)の赤岡広章代表は、「専門学校は就職指導の上でも、担任制を活用し、きめ細かく学生と接している。実践的職業教育の効果で入社後の定着率も高い」と指摘する。減少傾向だった高校新卒者の専門学校進学率も昨年6年ぶりに上昇し、就職に有利な専門学校を見直す動きも出てきた。
高校ネットワークが教育情報の大学通信(東京都千代田区)、専門学校大手の大原学園(同)などの協力を得てまとめた調査報告によると、平成22年度の大原の首都圏専門課程ビジネスコース(1007人)の就職率は88.1%と関東地区大学の商・経済・経営系学部と比較しても高い水準だ。
地方公務員や国家公務員II種試験合格者数も有名大学にひけをとらない。公認会計士試験でも大原現役生の合格者数は、22年度の出身大学別ランキング9位の関西学院大学と同人数(46人)だった。
大原は、就職内定後の半年間で全員が内定先の職種(営業、経理など)に分かれて職種別教育も行う。いわば前倒しの社員教育で企業側の評価も高い。堤敦・大原学園就職本部長は、「資格取得はそれ自体とても重要だが、就職活動をしていく上での自信にもつながる。さらに電話応対なども含めた実践力を鍛えている」のが高い就職力の理由という。
引用元:msn 産経ニュース「見直される専門学校 75.4% 大卒以上の就職率
」(3月16日付)
依然として、若者にとって厳しい雇用状況が続いている。学業と社会人としての即戦力の両方が求められているのかもしれない。
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