4連覇を目指す飾磨工多部制・柔道部

　同校多部制は2006年の創部以来、三輪光監督の指導のもとで全日制の部員に交じって猛練習を積んできた。「日本一練習してきた自信があるからどんな相手にも負ける気がしない」と部員は声をそろえる。

　全国大会前には連覇へのプレッシャーで体調を崩す選手もいたが、本番では準決勝で神奈川代表に2‐2の内容勝ちを収めるなど、勝負強さを発揮。決勝で奈良代表を下して3年連続の栄冠を手にした。

　「準決勝は相手の方が力が上だった。100回に1回の試合をしてくれた」と三輪監督。沢田直明主将は「これまで支えてくれた人たちに恩返しができた」と喜んだ。

　沢田主将ら3年生にとっては近畿大会が引退試合となる。飾磨工を含めて全国4強のうち近畿が3校を占めており、出場校は強豪ぞろいだが、部員たちは「完全優勝して後輩に4連覇を託したい」と必勝を誓っている。

引用元：神戸新聞「3年間無敗の男たち　飾磨工多部制・柔道部」（10月19日付）

どんなスポーツの試合でも、どんな試験でも「自信」こそが最大の武器。自信は日々の地道な積み重ねで誰でも手に入れることができる。自信を手に入れたこの柔道部員たちは、次の大会でもめざましい活躍をみせてくれるだろう。