産経ニュース Web版(6月6日付)によると、高校中退者のうち約3割が定時制もしくは通信制高校などに入学し、再び学校へと戻っていることが内閣府の調査で明らかになった。
文部科学省の調べでは、2009(平成21)年度の高校中退者は約5万7,000人で、高校生全体の1.7%となっています。高校中退は大きな問題ですが、中退すると学校と関係が切れるため、これまで高校中退後の状況を調べた調査はあまりありませんでした。
内閣府の調査よると、中退者の現在の状況(複数回答)は、「働いている」が56.2%、「在学中」が30.8%、「仕事を探している」が13.6%、「家事・家事手伝いをしている」が11.0%などとなっており、約3割の者が学校に戻っています。「在学中」の内訳(複数回答)を見ると、「通信制高校」が49.7%、「全日制・定時制高校」が33.1%、「大学」が10.8%などとなっています。
引用元:産経ニュース Web版「高校中退しても3割が再び学校へ 内閣府調査」(6月6日付)
出席日数が足りず進級できなかったことや、校風が合わなかった、学業不振、人間関係などが中退の理由としてあげられている。中退後は学校へ再び戻るほか、フリーターとして働いているケースが35.9%にのぼった。
また、「3年後の自分の姿を想像した今後の進路希望」では正社員での就職、大学・専門学校への進学を希望している人も増えてきているという。
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