毎日jp(11月10日付)によると、通信制高校の生徒2人が千葉県千葉市の歯科医院「デンタルオフィス蓮(れん)」に絵を寄贈した。院内で快適に過ごし、患者の心が癒されるようにと贈られたもので、こうした活動は「ホスピタルアート」とも呼ばれる。
絵を描いたのは通信制高校3年の加瀬和(のどか)さん(18)と中村美穂さん(17)。かつて学校に通えなかった2人は、高校入学後に「好きな絵を描いて、それが社会で役に立てば」とホスピタルアートを始めた。
6月に医院を下見し「おしゃれな医院を見て柔らかいイメージの絵にしようと思った」と加瀬さん。患者が安心して家に帰れるようカエルの絵を描いたという。「人が多いのは苦手だった」という中村さんは小学校時代から不登校を経験。今回、「絵を見てほっとしてもらえたら」と絵の具だけでなくコーヒーなども画材に使い、医院の名にちなんだハスの花を描いた。総院長の川津良介さん(35)は「医院のコンセプトの『癒やし』にぴったり」と絶賛した。
2人が通う通信制サポート校「KTC中央高等学院」千葉キャンパス(千葉市中央区)の田村豊キャンパス長は「地域との連携や自分の得意なもので人の役に立つことを知って自信を回復することが目的」と話し、今後も活動を続ける方針という。
引用元:毎日jp「ホスピタルアート:不登校経験した高校生2人が歯科医院に寄贈--千葉/千葉」(11月10日付)
こうした活動を行う生徒は、当初はコミュニケーションが苦手でこもりがちになってしまっても異なる性別・幅広い年齢層・さまざまな職業の人々と話す機会が増えることで、水を得た魚のように社交的になることがあるようだ。 たとえ今は苦手なことがあっても、あせらなくていい。挨拶をするなどちょっとした行動をとるだけで少しずつ変化は起こる。
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