高卒認定予備校は高卒認定試験をサポートする学校です。通信制高校とは違い、高卒認定試験に合格するための予備校です。細かな校則やレポート・試験などはありません。大学受験の予備校と同じようなシステムです
高卒認定予備校には、各高卒認定予備校により様々なカリキュラムがあります。大別すると通学タイプと在宅タイプがあります。通学タイプの中でも週1~5日を選べたり、午前・午後から、または、通学できる日をカリキュラムに合わせて選べます。学校や選択コースによって異なったりします。教室という場所にとらわれない自由な空間を希望する場合、インターネットや教材を使った放送視聴で学ぶ、在宅タイプ。ただしどちらのタイプも高卒認定試験を受験する必要があります。自分の体調や興味に合わせた学校選びができるのが高卒認定予備校の最大の特徴です。
高卒認定予備校の多くは、高卒認定試験の合格が卒業を意味します。ですから、新入生の場合でも1年から1年半で卒業できます。早めに合格して、次の進学の準備をするか、ゆっくりと学習を進め安心して受験に臨むか、みなさんのペースでプランを相談してみましょう。
いわゆる高校ではないので留年はありません。高卒認定試験に合格するまでゆっくりと学習を進めることができます。また、短期間で合格し、該当年度で大学や専門学校に進学することもできます。
中学校や高校の授業と同様に勉強を進めていくことです。自分の学力に合わせて授業の内容を選べる予備校もあるので、安心して勉強できます。また、授業の時間以外でも学習相談ができる予備校も多くあります。
高卒認定予備校では、学習カウンセリングを行っている学校も多くあるので、担任の先生や担当の職員に相談してみましょう。また、レベル別での授業を行っている予備校もあるのでクラスを変えて貰うのも良いかもしれません。わからないことがあった場合、担当の先生に相談するのが良いでしょう。
通信制高校で設定された次の3つをクリアすれば単位が認定されます。
①規定されたレポートを提出し、基準をクリアすること
②一定時間数以上のスクーリング(面接指導)を受けること
③単位認定試験を受け一定の基準の成績を修めること
の3点です。ただし、全ての高等学校で1年間に10時間の特別活動が必要となります。例えば、入学式やホームルーム、修学旅行や遠足などの課外授業もこれにあたります。
単位の認定は行えませんが、高卒認定試験の免除科目に設定できる場合があります。取得した単位が高卒認定試験の科目と同じであれば、ほとんどの場合科目免除になります。詳細は入学する予備校の先生に相談すると良いでしょう。
高卒認定予備校の多くは、在籍年数の上限はない場合が多いようです。高卒認定試験に合格するまで在籍できます。通常1年から1年半で合格できます。3年以上卒業にかかる場合はほとんどありません。また、高卒認定予備校では、合格後に進学コースを併設している場合がありますので、こちらのコースに移って学習を進めていけます。インターネットや教材を使って学習する予備校でも、同様のコースを設定している場合が多くあります。
②システムについて